賃貸管理、不動産運営において空室へのテナント誘致(リーシング業務)活動は非常に大きなウエイトを占める業務の一つです。
その中で、「空きスペース」の活用を促進させるサービスが最近、注目を集めています。
今日は、5つの「空きスペースマッチングサイト」を紹介していきたいと思います。
軒先.com
【WEBサイトより】
軒先.comは、空きスペースを貸したい方と、使いたい方を結ぶマッチングサイトです。
使っていないスペースや時間帯を貸し出していただくことで、1日単位でお店を開いたり、作品を展示したりすることができる、画期的なサービスです。
貸したい人は使っていない自宅の駐車場を貸し出してみたり、所有するビルデッドスペースを定期的に貸し出して収益を得ることができます。
また、ずっと貸し出すのはちょっと・・・」という方も、時間帯限定、期間限定で貸し出しができるため、少しの間も無駄なく有効活用。
スペースを使いたい人は、敷金・礼金・預かり金・保証人などは不要で「ちょっとだけ」利用することが可能です。
カレンダーを見て空いていればWEB上ですぐ予約すれば利用できるため、スピードが断然違います。
SPACEMARKET(スペースマーケット)
【WEBサイトより】
企業の持つ遊休スペースや利用時間外のスペースを、会議や株主総会、研修、イベントなど向けに貸し出すためのマーケットプレイス。
提供されるスペースは貸し会議室やオフィススペースにとどまらず、有名スタジオや野球場、結婚式場、お化け屋敷などその種類は多種多様。
スペースの掲載は無料で掲載することができ、成約したときのみ成約料が発生します。休日は予約でいっぱいでも平日はガラガラ。そんなスペースをもっと広くアピールできれば、遊休スペースを活用することが出来ます。
POP-UP SPACE(ポップアップスペース)
【WEBサイトより】
ポップアップ・スペース とは、売店に限らず、ポップアップ・レストラン、ポップアップ・ギャラリーなど利用していないスペースを様々なかたちに活用し部分的ではなく、街全体をマーケットとして考え、人が集まり、にぎわうスペースを創造し、その中から、新しい流行や発見、出逢いが生まれ、地域全体の活性化に繋げることを目的としています。
商店街の空きテナントやスペース、居抜き物件を利用した短期飲食店営業、1年後に取り壊すビルを期間限定で利用などフリースペースを様々な形で活用できるようマッチングを行っています。
Webサイトへ(現在サービス休止中)
Colabo Cafe
【WEBサイトより】
コラボカフェは、自分のカフェが気軽に体験できるレンタルカフェ空間です。
カフェ開業を予定している方や1日だけのプライベートカフェとしても利用可能です。
例えば、「夜だけバーしているので昼のカフェオーナーを募集します」といった営業時間の差を活かして空いている時間を「ちょっとだけ」利用したい人とシェアすることで、よりスペースを活用することができます。
スペースシェア
【WEBサイトより】
SPACE SHARE(スペースシェア)とは、スペースを「貸したい人」と「借りたい人」が出会う場所。日本全国に眠るスペースの新たな有効利用の形。個人間でスペースを安全に貸したり借りたり。そんな一人一人のスペースに対するニーズに応える、今までにない新しいサービスです。
レンダー(貸し手)は空いたスペースを有効活用することができ、誰かに貸して収入を増やすことができます。ボロワー(借り手)はより気軽に、安く、スペースをレンタルでき、必要な時に低コストでルームシェアしてもらうことができます。
Webサイトへ(現在サービス休止中)
まとめ
以前のブログでも紹介したAirbnbって知ってる??でも紹介したように、貸室やスペースを「シェア」するというのは最近のトレンドの一つのように思える。
気になるポイントとしては、ほとんどの賃貸借契約において「転貸借の禁止」の条文が盛り込まれていることだ。
不動産オーナーや不動産管理会社が空きスペースの活用を行うのであれば問題は少ないと思われるが、入居テナントがオーナー側の承認無しに行っていた場合にトラブルが起きてしまう可能性がある。
そういった問題に対して、社会状況に合わせてオーナー側とテナント側で条件や認識をすりあわせながら、共に協力して空きスペースの活用に望めるスタンスを取ることが大切となってくるのではないだろうか。
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