【空室対策】システム開発会社が考えるマイソク(募集図面)の改善案

一般的に使われているマイソク(募集図面)をシステム開発会社の目線からの改善案を考えてみました。

賃貸におけるSEO基本

物件の間取り図や概要、売り出しポイントをまとめた宣伝媒体「マイソク(募集図面)」。
賃貸管理の現場でお馴染みのマイソク(募集図面)は、上述の間取り図や売り出し文句以外にも、物件写真やアクセスマップ、価格、連絡先などが一目でわかる画期的なツールです。
マイソク(募集図面)は物件を探している人だけでなく、営業担当者のモチベーションにとっても非常に重要なものですが、今の時代において、「現在のマイソク(募集図面)の形態が依然として最も効果的である」と言えるかは疑問があります。

そこで今回は、スマートフォンやインターネット環境が普及している事実を考慮して、良い物件情報をより多くの人に届ける方法について検討していきます。

マイソク(募集図面)の課題

一般的にマンションやアパートの空室募集に使われているマイソク(募集図面)ですが、現状として以下の課題が挙げられます。

紙面が限られているため魅力を伝えきれない

マイソク(募集図面)はそもそも、入居希望者と仲介会社の営業担当等、2つのターゲットに向けて作成されることがあるので、とにかく情報量を詰め込むように作られています。当然と言えば当然のことなのですが、仲介業者の営業担当=物件のプロならともかく、正直見づらいと感じる一般の入居希望者は少なくないでしょう。

若者層はスマートフォンで情報を集めるため紙媒体では親和性が低い

20~30歳の若者層はとくに、スマートフォンで情報を集めてから商品を購入する傾向が非常に高く、これは賃貸物件探しにも同じことが言えます。
日ごろスマートフォンで、シンプルでわかりやすいホームページを閲覧することに慣れている若者層にとって使いやすいのはマイソク(募集図面)のような紙媒体ではなく、大手不動産ポータルサイトです。
しかしながら、不動産ポータルサイトに物件情報を掲載してもらうには広告費がかかりますし、何より登録している競合他社も多いので、確実に集客できるかはわかりません。

【解決策】マイソク(募集図面)にQRコードを載せる

入居希望者がスマートフォンで簡単に物件情報を確認できて、貸主や賃貸管理会社が物件のおすすめポイントを効果的に伝えられる……というのが理想だと思いますが、だからといって大手の不動産ポータルサイトを利用する気にはなれない。
そんな皆さまに提案したいのが、「マイソク(募集図面)にQRコードを載せ、インターネット上で物件情報を見てもらう」という施策です。

マイソク(募集図面)に目立たせたQRコードを載せることで、スマホを所持している入居希望者が、スマホをマイソク(募集図面)にかざすだけでネット上の物件情報にアクセスできるようになります。
これならば、入居希望者が最初に触れるのは紙の媒体(マイソク(募集図面))ですが、実際に詳しい情報を入手するツールはいつも手馴れているスマホになるので、入居希望者にとって、マイソク(募集図面)をじっくり見るよりも抵抗感が薄れます。

では、QRコードのアクセス先をどこに設定し、どんな情報を載せるかが問題になりますが、これに関しては後ほど『YouTubeと組み合わせる』で説明します。
ここではまず、その前段階としてQRコードをマイソク(募集図面)に載せる方法について解説していきます。

◆QRコードを利用するには

マイソク(募集図面)を見た人を誘導したいwebサイトや動画サイト等のリンクを入力するだけでQRコードを作成できるサイト「QRのススメ」を使用するのがオススメです。
無料で利用でき、商用利用に関しても無制限・無期限で利用できます。

「QRのススメ」でQRコードを作る場合の注意点

作成したQRコードをマイソク(募集図面)に載せる際には、以下の事項に注意してください。

  • 画像編集ソフトで加工してしまうと読み取れなくなるおそれがあります。
  • QRコードには読み込むだけでアクセスできる手軽さがある一方で、重要な情報の管理には向いていません。アクセス先に誤って個人情報等を載せないように確認しましょう。

こちらのQRコードは、上記サイトでReDocSのホームページをQRコード化したものです。

クラウド賃貸管理ソフトReDocSのQRコード

スマートフォンのQRコード読み取りアプリを使用すれば瞬時にアクセスできるので、まだ試したことがない方は上記コードからアクセスを試してみてください。

【解決策】マイソク(募集図面)とYouTubeと組み合わせる

さて、マイソク(募集図面)の形態を変えるという本記事において最も重要なのが、マイソク(募集図面)を見た人をわざわざインターネット上に誘導して何を見せるのか、ということです。
せっかくQRコードを載せて誘導したのに、ネット上でもマイソク(募集図面)とまったく同じ情報の見せ方をしていたら、誘導した意味がまるでありません。

ずばり、本記事で提案したいのはYouTubeを利用することです。

YouTubeは、ご存じの方も多いと思いますがGoogleが提供する世界最大の動画共有サービスです。
「動画」の強みは、見る人が意識的に情報を得ようとしなくても、勝手に情報が入ってくる点です。これが文字の媒体にはない、「動画」の利点です。

つまり、この強みを生かして、QRコードからアクセスして動画を再生した途端物件のアピールポイントが入居者の脳に記憶される状態を目指すのがYouTubeに誘導する目的になります。
それでは、具体的な活用方法を順番に説明していきます。

YouTubeチャンネルを開設する

YouTubeで動画を投稿するには、動画投稿用の「チャンネル」を作成する必要がありますが、チャンネル開設のためにはGoogleアカウントも必要になりますので、取得しておきましょう。

Googleアカウントを作成したら、いよいよYouTubeチャンネルの開設です。
YouTubeにログインして「新しいチャンネルを作成」しますが、この際「ブランドチャンネル」を作るのがオススメです。
ブランドチャンネルは、通常のチャンネルではできない「複数人による管理」が可能なので、企業でYouTubeを始める際にはオススメの設定になります。

このブランドチャンネルは、運用上YouTubeから利用料金を請求されることはありません。
動画のアップロードに関し完全無料になっています。(記事執筆(2020年8月10日)時点)

チャンネルの外観を決める

YouTubeチャンネルにおいて、プロフィール画像やバナー画像といった外観は非常に重要です。
YouTubeの視聴者は、チャンネルを訪れた際にこの「外観」のクオリティが高ければ「しっかりした企業なのかな」という印象を抱きますし、反対にクオリティが低ければ「なんだかあまり繁盛していなさそうだ」という印象も抱きかねません。

では、どのような画像を用意すればいいのでしょうか。
基本的に、画質の荒いものやスマホで簡単に撮ったことがわかるような写真は良くありません。

オススメなのは、バナー、プロフィールのどちらかに企業のロゴマークを入れることです。
シンプルな案ですが、視聴者は「フォーマルなチャンネルである」という印象を抱きます。
コカ・コーラやFUJIFILM、century21などが良い例でしょう。

どんな動画を投稿する?

動画の良いところの一つは、視聴者に何ら手間をかけさせずに次々と画像や映像を見せることができる点です。
そこで、下図のような画面で物件の内観を案内しながらおすすめポイントを説明していく動画を作成してみるのはいかがでしょうか。

YouTubeでのテロップの入れ方

画面左上の「間取り図」の部分にシンプルな間取り図を表示させたまま、担当者が各部屋を案内していく、という形式です。

視聴者は、YouTubeの動画を視聴する場所の関係でPCやスマホのスピーカーから音を流したり、イヤホンを使用できない場合もあります。
そのため、できる限り担当者が話している内容をテロップにおこしましょう。この際、「え~っと」や「それでは」などとくに意味を持たない口語をテロップにする必要はありません。
例えば、担当者が「え~、この物件の見どころはですね、この日当たりの良さにありまして……」というような話し方をしている場合は、「物件の見どころは日当たりの良さ!」というテロップにしたほうがわかりやすいでしょう。

また、担当者が実際に物件の中を歩いている映像であれば、その映像にテロップと間取り図を載せるだけでも良いと思いますが、内観の静止画を見せていくスタイルにする場合は、印象のいい表情をした担当者の顔写真や、担当者が話している映像を切り取ったものをテロップの横に配置してもいいかもしれません。
物件を紹介している人が笑顔で、かつ気さくに話していることは非常に重要です。物件を案内している人が魅力的であれば、つまらなそうに紹介されている場合よりも物件への印象が良くなるからです。

動画において物件の良いところや交通の便を紹介したあと、最後に価格を言うようにしましょう。
最初から価格を言われて物件の良いところを語られるのと、おすすめポイントをたくさん聞いた後価格を言われるのでは、その価格に感じる印象は違ってくるはずです。

また、動画の最後には担当者の連絡先や会社名を必ず述べるようにしましょう。
動画を見て「いい物件だな」と感じた人がその場で連絡できるようにするためです。

動画説明欄を上手く活用する

マイソク(募集図面)において重要な情報の一つが「アクセスマップ」ですが、入居希望者が動画を見て「実際に見にいってみようかな……」とか「近くに本屋はあるかな……」など考えた場合、すぐに詳細な地図にアクセスしてもらえたら入居希望者がまた一歩契約締結に繋がるかもしれません。

そこで、動画説明欄に当該物件の、GoogleマップのURLを載せるのも良いと思います。
マイソク(募集図面)に載っているような簡略化された地図よりも詳細な情報に迅速にアクセスでき、現在いる場所からの距離もイメージがつきやすくなります。

まとめ

今や、人々の情報の取得方法はますます簡略化されています。それは賃貸物件探しにおいても同様で、不動産屋さんのマイソク(募集図面)を見に行く、新聞に入ったマイソク(募集図面)を手に取って読み込む……といった行為は今後減っていくことが予測されます。
また、スマートフォンでの情報収集に慣れた世代にとって、活字たっぷりの媒体を読むこと自体ストレスになる場合もあります。

かと言って、いきなり物件の募集業務をすべてネットで完結させるのは中々抵抗感があります。
まずは、現行のマイソク(募集図面)にスマホでも利用できる要素=QRコード+動画を導入し、段階的に募集方法を変えてみてはいかがでしょうか。

この記事は「クラウド賃貸管理ソフトReDocS(リドックス)」が運営しています。
私たちは、「不動産管理ソフトを活用することで解決できる課題」だけでなく「不動産管理に関わる全ての悩み」を対象として様々なことをお伝えしていきます。

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